研究成果報告書 J98A0123.HTM

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[A−1.衛星データ等を活用したオゾン層破壊機構の解明及びモデル化に関する研究]

(2)極域・中緯度域相互作用とオゾン層変動に関する研究

��つくばにおけるオゾンゾンデ観測等によるオゾン層変動の解明

[研究代表者]

運輸省気象庁観測部環境気象課オゾン層情報センター

●内野修(H8)

●宮内正厚(H9,10)

[運輸省気象庁]

観測部環境気象課オゾン層情報センター

●内野修、宮内正厚、梶原良一、篠原吉雄、佐藤尚志、赤木万哲、林基生、杉田興正、中川雅之、高橋賢一、新垣貞則、斎藤篤思

高層気象台

●下道正則、梶原良一

[平成8〜10年度合計予算額]

11,117千円

(平成10年度予算額3,729千円)

[要旨]

 北半球の中高緯度はオゾン減少傾向が顕著な地域であるが、オゾン減少の機構は必ずしも明確ではない。そのため気象庁高層気象台(つくば市)において冬季から春季にかけてオゾンゾンデによるオゾン層の特別観測を行い、オゾン層の変動機構について調査を行った。1997年の春季には、北半球高緯度において極渦が安定し大規模なオゾン層破壊が発生した。5月には極渦が分裂し、その一部が日本付近にも移動して、つくば上空においてオゾンの少ない状況が一部の高度で観測された。1997/98年、1998/99年の北半球高緯度では、成層圏の気象状況により大規模なオゾン層破壊は発生しなかった。しかし、1999年3月にはつくばで大きなオゾン減少を観測した。バックトラジェクトリー解析等の結果からこのオゾン減少の主な原因は、北極域での化学的な破壊に起因するものではなく、オゾンの少ない低緯度の気塊が移流したことによるもので、準二年周期振動(QBO)の影響も示唆される。

[キーワード]

オゾン変動、オゾンゾンデ観測、極渦