研究成果報告書 J97B1692.HTM

検索画面に戻る Go Research



(595Kb)

[B−16 地球温暖化抑制のためのCH4、N2Oの対策技術開発と評価に関する研究]

(9)東北アジア地域におけるCH4、N2O抑制のための汚水・汚泥の適正処理技術開発

��韓国におけるCH4、N2O抑制のための汚水・汚泥の適正処理技術開発


[研究代表者]

国立環境研究所地域環境研究グループ 開発途上国環境改善(水質)研究チーム

●稲森悠平

[環境庁国立環境研究所]

地域環境研究グループ 開発途上国環境改善(水質) 研究チーム

●稲森悠平・水落元之・姜 昌敏(EFフェロー)・張 盛皓(EFフェロー)・朴 絃建(EFフェロー)


[平成7−9年度合計予算額]

9,813千円

(平成9年度予算額 3,271千円)


[要旨]

 韓国においては近年の著しい経済発展により生活水準の向上が成し遂げられている。また、それに伴う社会資本整備も急進している。特に下水道を含む生活排水処理施設の整備が積極的に推進されており、特に農山村地域に位置するダム湖等の水源域においては近年の急激な水環境の悪化に対応するために生活および畜産排水処理に関する法整備が進められている。したがってこれら地域では、今後、我が国と同様に分散型の小規模処理場の増加が予想されている。この場合、排水処理に伴って発生する汚泥について、これまでの規模の大きな処理手法ではなく、小規模処理手法の開発が急務である。また生活水準の向上とともに畜産の振興も著しく、これらに伴う高濃度有機性排水の処理もその大部分が小規模であり同様な開発が必要である。本研究は上記を鑑み、これまでよく知られているコンポスト化反応を基本原理とし、有機物の完全分解が可能な高温好気発酵法について汚泥、畜産系高濃度有機性排水処理への応用を検討した。その結果、これらの有機物は水分の含有量が多く、廃食油のような熱源の添加が必要であり、添加量によっては反応に必要な窒素が不足することから、C/W(水分)比およびC/N比の適正化が重要であった。また、発酵ガス中におけるCH4、N2Oの挙動についても検討したが、CH4については発生が認められ無かったが、N2Oについては反応の初期に発生量が増加する傾向にあり、今後、C/N比等との関係を検討する必要性が認められた。


[キーワード]

 汚泥、畜産排水、小規模処理、高温好気発酵、温室効果気体