研究成果報告書 J97B1620.HTM

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[B−16 地球温暖化抑制のためのCH4、N2Oの対策技術開発と評価に関する研究]

(2)反芻家畜におけるメタン及び亜酸化窒素放出とその変動要因の解明に関する研究


[研究代表者]

農林水産省畜産試験場 栄養部 反すう家畜代謝研究室

●寺田文典

[農林水産省 畜産試験場]

栄養部 反すう家畜代謝研究室

●寺田文典・栗原光規(現農林水産技術会議事務局)

西田武弘(現草地試験場)・永西 修


[平成7〜9年度合計予算額]

16,232千円

(平成9年度予算額 5,333千円)


[要旨]

 温室効果ガスであるメタン及び亜酸化窒素ガスの低減を図るために、それらの反芻家畜からの発生量の推定精度の改善を図るとともに、その変動要因について検討した。その結果、メタン放出とその変動要因に関して次のような知見が得られた。�ゝ蹐�らのメタン発生量の変動は乳量あるいは増体量との関連が非常に大きく、生産性の向上を図ることによって生産物当たりのメタン発生量を大きく削減できることを明らかにした。さらに、乳牛及び肥育牛からの生産物当たりのメタン発生量の推定式を作成した。また、肥育牛については濃厚飼料を多給した場合にメタン発生量が著しく減少することを明らかにした。��反芻家畜からのメタン発生量は給与飼料構成によって影響を受け、粗蛋白質摂取量の増加により減少、炭水化物摂取量の増加とともに増加する。また、炭水化物摂取量の増加にともなうメタン発生量の増加は粗繊維の割合が大きい方が大きかった。�E�温環境下に比べて高温環境下ではメタン発生量は増加する。とくに維持レベルでは高温環境下での発生量は適温域よりも10%程度増加する。

 亜酸化窒素の放出については、�…名錣了�養環境下においてはルーメン内からほとんど発生しないものと判断された。また、畜舎内の糞尿からの放出量もごく僅かであることが確認された。したがって、家畜からの亜酸化窒素放出はその大部分が糞尿中の窒素からその堆肥あるいは液肥化の過程において発生するものと考えられた。�∧鞠�中の窒素排泄量そのものの削減を図るために乳牛及び肥育牛からの排泄量に及ぼず諸要因について検討したところ、生産性の改善、窒素給与量の抑制が有効であることが明らかになった。


[キーワード]

 反芻家畜、メタン、亜酸化窒素、窒素排泄量、推定式