研究成果報告書 J97A0322.HTM

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[A−3 オゾン層破壊関連大気微量物質の衛星利用遠隔計測に関する研究]


(2) 地上衛星間レーザー長光路吸収法による大気微量分子の観測に関する研究


��地上衛星間レーザー長光路吸収観測のための衛星軌道決定アルゴリズムに関する研究


[研究代表者]

海上保安庁企画課海洋研究室

●藤田雅之

[海上保安庁水路部]

企画課海洋研究室

●藤田雅之

航法測地課

●仙石新・松下優


[平成7−9年度合計予算額]

8,093千円

(平成9年度予算額 2,352千円)


[要旨]

 下里水路観測所では、1996年10月から1997年6月(ADEOS機能停止)まで、RISを利用したADEOSのレーザー測距観測を行い、得られた測距データを、通信総合研究所に設けられたデータセンターに即日送付することにより、軌道予報に貢献した。また、主要なグローバル観測局においてもADEOSの観測が行われ、データが蓄積された。

 ADEOSの軌道予報精度向上のため、その非対称形状を模したBOX−WINGモデルを構築し、ADEOSのグローバルレーザー測距データを用いた軌道予報実験により、その評価を行った。その結果、モデルの適用により、予報結果が有意に改善されることが示された。また、同様の軌道実験により、解析の条件として経験的加速度のalong−track成分を推定するとよい結果が得られること、質量中心補正量の時間変化を考慮すると予報結果を有意に改善することが示された。さらに、長期データの解析から、現在のモデルを用いた予報精度は、along−track成分で数日から10日後に数百mとなり、once perrev周期の振動誤差が日数の経過に従い増大していくことが示された。


[キーワード]

 ADEOS、人工衛星レーザー測距、軌道予報、質量中心補正、BOX−WINGモデル