研究成果報告書 J96D0433.HTM

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[D−4 サンゴ礁生態系の維持機構の解明とその保全に関する研究]

(3)サンゴ礁変質のモニタリング手法の開発に関する研究

��カラー空中写真の画像解析によるサンゴ礁の生態系総合モニタリング調査手法の開発


[研究代表者]

海中公園センター  ●藤原秀一

[環境庁 自然保護局計画課]

(委託先)財団法人海中公園センター

東京大学海洋研究所

●清水健司

海中公園センター

●宇野 佐

カールツアイスビジョン

●須貝一則

海中公園センター

●土屋徳之助

東京商船大学

●大島正毅

海中公園センター

●ライジンガー茂代


[平成7〜8年度合計予算額]

18,498千円

(平成8年度予算額 9,243千円)


[要旨]

 サンゴ礁礁池底の性状把握の道具として、カラー空中写真が用いられているが、その画像判読の基準は確立されていない。そこで、サンゴ礁の主要な生物群集であるサンゴ群集について、その画像の色彩を数値化、類型化し、サンゴ群集の被度との関係を解析することにより判読の基準を求めた。
 沖縄県八重山諸島小浜島周辺の石西礁湖及び石垣島カラ岳東岸のカラー空中写真(1994、1995年沖縄県撮影、1:10,000)上の複数のサンゴ群集の画像を抽出し、ディジタルカースキャニングカメラ(解像度700万画素)で読み取り、画像ごとのRGBスペクトル各チャンネルの濃度値(256階調)を測定して、各チャンネルの濃度値の類似度から画像群を類型化した。三つの類型化画像群の中から計8画像を選定し、現地で1m2×15の調査区を画像の面積に応じて3−10区設け、調査区内の造礁サンゴ類、植物類の被度調査を行った。
 調査の結果、RとGの濃度値が共に低く、B濃度値が相対的に高い類型の調査区の平均サンゴ被度は各々9、9、11%、Rの濃度値が低く、GとBの濃度値が相対的に高い類型の調査区のサンゴ被度は各々65、51、48%、R、G、Bの濃度値がいずれも高い類型の調査区のサンゴ被度は59、40%であったことから、RGB濃度値の関係によりサンゴ被度判定の可能性が示唆された。


[キーワード]

サンゴ礁、サンゴ被度、空中写真、画像解析、スペクトル