研究成果報告書 J96C0414.HTM

検索画面に戻る Go Research



(752Kb)

[C−4 東アジアの酸性雨原因物質等の総合化モデルの開発と制御手法の実用化に関する研究]


(1)酸性雨原因物質の制御と評価に関する研究


�っ羚饑焼酩瑤了誓�雨原因物質排出制御技術の現地化のための共同研究: 重慶産石炭の成分分析ならびに石炭のバイオブリケット化によるフッ化物の排出抑制


[研究担当者]

王 王韋a)

坂本和彦a)・渡辺征夫b)

a)埼玉大学大学院理工学研究科、〒338 埼玉県浦和市下大久保255

b)国立公衆衛生院、〒108 東京都港区白金台4−6−1


[平成7〜8年度合計予算額]

9,683千円

(平成8年度予算額 4,800千円)


[要旨]

 中国の重度大気汚染都市である四川省重慶市における石炭燃焼により排出された高濃度大気汚染と酸性雨の原因物質SO2および健康被害と森林破壊の原因物質として注目されているフッ化物の排出抑制対策の一環として、民生用の用途に適した石炭のバイオブリケット化によるSO2とフッ化物の排出抑制の効果を検討した。重慶市の原炭にバイオマスと消石灰を添加して作製されたバイオブリケットとその原炭の燃焼実験により、バイオブリケットでは硫黄酸化物とフッ化物の高い固定効果が同時に得られることが分かった。本研究で用いた燃焼条件下におけるバイオブリケットによるSO2の固定率は90%前後、フッ化物の固定率は95%前後と非常に高かった。即ち、消石灰添加バイオブリケットによりSO2とフッ化物の排出抑制が同時に達成されるため、このバイオブリケット技術は石炭燃焼による高フッ化物汚染地域にも適用できると考えられる。さらに、本研究の結果は、バイオブリケット生産技術が重慶で効果的に利用できることを示唆した。


[キーワード]

大気汚染制御、バイオブリケット、硫黄固定化、フッ化物固定化、酸性雨