研究成果報告書 J96C0412.HTM

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[C−4 東アジアの酸性雨原因物質等の総合化モデルの開発と制御手法の実用化に関する研究]

(1)酸性雨原因物質の制御と評価に関する研究

�∋誓�雨原因物質制御評価モデルの開発に関する研究


[研究代表者]

佛教大学  ●溝口次夫


佛教大学  ●溝口次夫

[厚生省 国立公衆衛生院]

地域環境衛生学部

●後藤純雄・渡辺征夫

(委託先)

埼玉大学工学部

●坂本和彦

九州大学応用力学研究所

●植田洋匡

豊橋技術科学大学

●北田敏広


[平成6〜8年度合計予算額]

27,258千円

(平成8年度予算額 8,011千円)


[要旨]

 わが国は東アジア地域の東端に位置しているため、秋季から冬季、春季にわたって偏西風によって中国大陸からの酸性雨の越境汚染が憂慮されている。最近の中国工業地域の発展は著しく、今後ますます酸性雨の影響が大きくなるものと推測されている。本研究では中国の東部沿岸部を中心とした主要工業地域10地域を選定し、それぞれの地域から硫黄酸化物による湿性酸性降下物の越境汚染の状況をシミュレーションした。わが国のリセプターサイトは北海道から九州までの国設および地方自治体の持つモニタリングステーションのうち硫酸イオンの測定値のある47地点とした。
 シミュレーションは1993年10月および11月の2ヶ月とし、それぞれのパラメーターを用いて行われた。
 SO2は1987年度に報告されている10地域の排出量から年率5%の伸びを見込んで計算し、1993年のSO2排出量とした。シミュレーション結果によると、中国大陸東部及び南東部の臨海工業地域からの影響はわが国の九州地方に大きく現れており、北東部からの影響は、関東、東北地方に及んでいることが判明した。しかし、個々の地点では予想と異なる結果もあり、SO2排出量、硫酸イオン測定値、気象データ、大気中での反応速度、使用したモデルの適否などについて、それぞれの精度を検討する必要がある。


[キーワード]

中国、偏西風、酸性降下物、輸送モデル、シミュレーション