研究成果報告書 J96B0552.HTM

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[Ｂ−５　気候モデルによる気候変動評価に関する研究]

（５）気候システムの変動特性に関する研究

��海水温の長期的変動の精度向上に関する研究


[研究代表者]

国立環境研究所地域環境研究グループ

●森田昌敏

[環境庁　国立環境研究所]

地域環境研究グループ

●森田昌敏

化学環境部　動態化学研究室

●柴田康行、米田　穣

（国際共同研究相手先）

 　

Western Australian Marine Research Laboratories

●Ｊｏｈｎ　Ｓ． Ｅｄｍｏｎｄｓ

[平成８年度予算額]

１，９５８千円


[要旨]

　気候モデルを用いた定量的な気候変動評価の精度を向上させるために、過去の海水温変化に関する詳細な情報を現在の海洋生物由来の試料から読み出すための手法開発をすすめ、実試料を用いてその評価を行った。サンゴコア、並びに魚の耳石の同位体比、並びにアルカリ土類元素の比率から海水温とその変化を推定し、ＳＳＴデータと比較した結果、全体的にはよい一致を示した。また、底棲魚の耳石を用いた深部水温変化の読み出しの可能性が示された。


[キーワード]

サンゴコア、耳石、同位体比、Ｃａ／Ｓｒ／Ｍｇ比、海水温変化の推定