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(202Kb)
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[研究代表者] |
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環境庁自然保護局野生生物課 |
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(委託先) |
財団法人自然環境研究センター |
●米田政明、石井信夫 |
北海道大学 |
●阿部周一、増田隆一 |
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石巻専修大学 |
●玉手英利 |
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九州大学 |
●小池裕子 |
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宮崎医科大学 |
●土屋公幸 |
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21,515千円
(平成7年度予算額 7,764千円)
本テーマでは、希少野生動物について、地域集団間および地域集団内における遺伝的多様性の現状を把握することにより、保全単位の明確化、保全上の重要性の評価、存続可能性の推定などを行う際の基礎とすることを目的として、日本版レッドデータブック掲載種のうち、国内において分布域が限定されていたり、地域変異が注目されるなどの特性を有する鳥類3種(シマフクロウ、タンチョウ、ライチョウ)と哺乳類6種・亜種(クビワオオコウモリ、オガサワラオオコウモリ、ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコ、ツシマジカ、ケラマジカ)を取り上げ、遺伝子にみられる地域集団間および地域集団内の変異を調べた。また一部の種については、他種との遺伝的類縁関係についても分析した。その結果、タンチョウでは、中国と釧路の両集団を塩基配列のタイプから明確に分けることはできないこと、近縁種との比較結果から両集団間の遺伝的差異は無視できるほど小さなものであることがなどが分かった。ヤマネコ類では、イリオモテヤマネコとツシマヤマネコが大陸のベンガルヤマネコと遺伝的にきわめて近縁であることが明らかになった。クビワオオコウモリについては亜種とされている島集団間の遺伝的変異は見出されなかった。シカ類では、ツシマジカ、ケラマジカともに他のニホンジカ地域集団にはみられない遺伝的特性を有していること、RADP法で得られた集団の遺伝的多様性指標は集団サイズと相関のあることなどが示唆された。シマフクロウ、ライチョウ、イリオモテヤマネコ、オオコウモリ類では地域集団内の変異は見出されなかった。さらに、以上の分析結果をそれぞれの対象種の生態学的特性(個体数、生息分布、地域間移動状況等)と関連付けることにより、今後の研究および保全の方向性について検討した。
希少野生動物、遺伝的多様性、シマフクロウ、タンチョウ、ヤマネコ類、オオコウモリ類、ニホンジカ