研究成果報告書 J95C0312.HTM

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[C−3 酸性物質の臨界負荷量に関する研究]

(1)植物における臨界負荷量に関する研究

�∈�の生理活性阻害に関与する酸性物質の実験的研究


[研究代表者]

森林総合研究所  ●堀田 庸

(委託先)

通商産業省工業技術院 名古屋工業技術研究所

 

融合材料部 環境技術研究室  ●松井春夫、山本哲夫


[平成5年〜7年度合計予算額]

14,253千円

(平成7年度予算額 4,888千円)


[要旨]

 酸性雨などの慢性的、長期的な降雨によって、硫黄酸化物や窒素酸化物などの酸性降下物が土壌に負荷されたとき、我が国の代表的な樹木であるスギ、ヒノキ、アカマツなどの針葉樹の衰退、退化につながることが懸念されている。このような現状に対処するため、これらの針葉樹の根の生理活性阻害に関与する酸性物質の臨界負荷量に関する基礎的データを得る目的で研究を進めた。根の正常な生育を阻害する要因として、酸性降下物からくる、硫酸イオンと硝酸イオン、近年大気中の濃度の増加が指摘されているモニアンモニウムイオン1)などの影響を明らかにするために、針葉樹の幼苗(2年〜3年)の水耕栽培を行い、根を中心に苗の成育状態を3年にわたって観測した。実験は、環境の酸性化によって樹木の根が受ける影響を想定して、従来から採用されている水耕栽培法2-7とは異なった独自の方法を用いた。これらの実験を通じて、pHの影響、栄養塩の摂取の様子と成育の関係などから生理活性阻害要因を追求し、環境悪化にともなうわが国の森林樹木保護のための有効な対策手段確立のための基礎的データを提供する。


[キーワード]

根の生理活性、水耕栽培、針葉樹苗、酸性イオン、アンモニウムイオン