研究成果報告書 J95C0133.HTM

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[C−1 東アジアにおける酸性・酸化性物質の動態解明に関する研究]

(3)大陸からの大気汚染物質の移流解明のための酸性・酸化性物質の発生、移流、変質、沈着モデルの作成

�B腟っ罎砲�ける酸性・酸化性物質の生成過程に関する研究


[研究代表者]

国立環境研究所  ●畠山史郎

[環境庁 国立環境研究所]

地球環境研究グループ 酸性雨研究チーム

●村野健太郎・畠山史郎

(委託先)

埼玉大学

●坂本和彦

 

広島大学

●藤原祺多夫


[平成6〜7年度合計予算額]

14,275千円

(平成7年度予算額 6,190千円)


[要旨]

 オゾン―オレフィン反応における有機過酸化物の生成機構を検討した。主として検討を行った過酸化物はメチルヒドロペルオキシド(MHP、CH3OOH)、ヒドロキシメチルヒドロペルオキシド(HMHP、HOCH2OOH)、2−ヒドロキシエチルヒドロペルオキシド(2−HEHP、HOCH2CH2OOH)である。実験には内容積4m3の光化学反応チャンバーを用いた。大気中のヒドロペルオキシドを捕集するためミストチャンバー法を用いた。分析には蛍光検出器を備えた高速液体クロマトグラフを用いた。その結果、オゾン―オレフィン反応の一次生成物であるCriegee中間体が水蒸気と反応することによりHMHPが生成することが明らかになった。また従来MHPに帰属されていたエチレンとオゾンとの反応生成物が2−HEHPであることを明らかにし、これがエチレンとOHラジカルの反応に由来するものであることを見いだした。
 広範囲に森林被害の見られる日光白根山周辺に高濃度のオゾンが輸送されているか否かを調べた。電池駆動のオゾンセンサーを用いて前白根山の頂上近くで測定したところ、首都圏からの南東系の風が吹くときに100ppbを越える高濃度のオゾンが見いだされた。
 大気中の過酸化物を測定するためのシステムを作り、これを応用して、実大気中の過酸化水素と前有機過酸化物の濃度を測定した。
 流通型の反応容器を作成して、その表面に塗布した黄砂粒子とSO2の反応を調べた。黄砂粒子中の炭酸塩がSO2と反応していることが明らかになった。


[キーワード]

有機過酸化物、過酸化水素、黄砂粒子、OHラジカル