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[研究代表者] |
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農業環境技術研究所 |
●野内 勇 |
[農林水産省 農業環境技術研究所] |
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環境資源部 大気保全研究室 |
●野内 勇・小林和彦・金 學潤・三輪 誠 |
25,718千円
(平成7年度予算額 8,566千円)
オゾン量の減少に伴うB領域紫外線(UV−B)の増加が、イネの生長と収量に及ぼす影響を量的に評価し、イネのUV−Bに対する防御機構を解明するために、ほ場でのUV−B照射実験を3年間にわたって行った。その結果、生物学的に有効なUV−B(UV−BBE)量が現在の人射量の70%まで増加させると、クロロフィル含量やアスコルビン酸含量にわずかな影響があり、収量はやや減少する場合があるが、壊滅的なダメージは見られないことが分かった。モデルによる今後の予想では、UV−BBEは現在のレベルよりも最大で約15%程度増加するが、これによるイネの減収は、たかだか2%以下と見積もられた。従って、将来予想されるオゾン層の減少の結果生じ得る程度のUV−Bの増加は、イネの収量に影響を及ぼすとしても、かなり小さいと考えられた。また、本研究の結果、従来の温室やチャンバーの実験結果は、実際に起こるであろうUV−B増加の影響を、大幅に過大評価しているものと考えられた。本研究のような実際のほ場での実験と、チャンバーや温室での実験との違いの原因については、なお研究の余地が残された。
紫外線、イネ、生長、収量