研究成果報告書 J95A0420.HTM

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[A−4 紫外線の増加がヒトの健康に及ぼす影響に関する研究]

(2)紫外線による免疫機能低下の評価とそれに基づく感染症の疾病構造変化の予測に関する研究


[研究代表者]

 

国立予防衛生研究所 ウイルス�吃�

●山本紀一

[厚生省 国立予防衛生研究所]

 

ウイルス�吃�

●山本紀一

獣医科学部

●浅野敏彦

ウイルス製剤部

●小長谷昌功

生物活性部

●鈴木和男

(研究協力機関)

 

千葉大学医学部 第一微生物学教室

●白澤 浩

日本医科大学 微生物・免疫学教室

●渡理英二

(研究委託機関)

 

九州大学医学部 皮膚科学教室

●堀 嘉昭・安元慎一郎


[平成5〜7年度合計予算額]

26,891千円

(平成7年度予算額8,853千円)


[要旨]

 この3年間に免疫及び感染症の分野における紫外線の生物作用について以下のことが明らかになった。紫外線の生物作用は単に照射を受けた皮膚でのみ起こる現象ではなく、全身に影響が及ぶことがこの分野の特徴であるが、その背景には照射を受けた皮膚から、然るべき器官に情報を伝える何らかのメディエイターが放出されると考えられている。我々の研究でも炎症性のサイトカインが発現・誘導されその後の生体に大きな生理変化をもたらすことが判った。
 また個体レベルにおける紫外線の影響には、up−regurationとdown−regurationの両作用があり、調べるパラメーターに何を選ぶかでどちらの結果が得られるかが異なってくる。また、ウイルス感染のような状態が、照射の前に起こっているかそれとも照射の後で感染が成立するかでも得られる結果が左右されるらしいことも判ってきた。
 これらの免疫系の研究と平行してIn vitroでの生物活性を、ウイルス感染に及ぼす影響について調べてきたがその結果、UV−B照射された宿主細胞内での、不活化ウイルスの再活性化や遺伝子(プロモーター)の活性化が確認された。細胞レベルからもUV−Bの重要性が示唆されてきている。


[キーワード]

サイトカイン、急性期応答、液性免疫、ウイルス感染、遺伝子活性化