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[研究代表者] |
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国立環境研究所 |
●稲森悠平 |
(委託先) |
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東北大学工学部 |
●須藤隆一 |
11,520千円(平成6年度予算額 3,975千円)
温室効果ガスのうち、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)は、汚水処理施設や廃棄物施設から多量に発生することが知られている。これらの温室効果ガスの発生量は産業や自然からのものがほとんどを占めていると言われているものの、その総量と発生源別の割合は明快には把握されていない(1)。
本研究は汚水処理施設及び廃棄物処理施設からの温室効果ガスの発生量の測定を行い、その原単位を算定し、温室効果ガスの削減を図るための汚水・産業廃棄物処理・処分システムを構築することを目的とする。汚水処理施設としては下水処理場及び浄化槽を取り上げた。廃棄物は多種多様であるが、有機物として最も多量に排出される豚舎廃棄物を対象とした。
わが国の下水道の人口普及率は49%であり(2)、また浄化槽の設置数は約700万基である。また豚舎の飼育数は1000万頭である。下水処理場(標準活性汚泥法)からのCO2、CH4、N2O発生量はN2Oに関してはごく僅かであり、CO2が0.04〜0.08g/日・人、CH4が0.09〜0.32g/日・人であり、わが国での発生総量はそれぞれ5.29〜18.80t/日、2.35〜4.70t/日と算定された。一方浄化槽からの温室効果ガスの発生量は処理方式によって著しく異なった。CH4は嫌気ろ床からの発生量が多く、N2Oは接触曝気槽から僅かに発生した。またCO2の発生量は処理機能との関連は見られなかった。豚舎の循環処理システムからの発生量は、豚舎一頭一日当たり、CH4277mg、CO2135gであった。
これら発生源からの温室効果ガスの削減手法についても検討を加えた。
温室効果ガス、下水処理場、浄化槽、豚舎廃棄物