研究成果報告書 J94B0242.HTM

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[B−2.メタン・亜酸化窒素の放出源及び放出量の解明に関する研究]

(4)家畜等畜産からの放出量の解明に関する研究

�∩霖呂砲�ける温室効果微量ガス放出量の解明に関する研究


[研究代表者]

 

農林水産省草地試験場

●山本克巳

[農林水産省 草地試験場]

 

環境部 土壌肥料第一研究室

●渋谷 岳

 

●木村武(現農業研究センター)

 

●山本克巳

 

●野中邦彦


[平成2〜6年度合計予算額]

15,199千円(平成6年度予算額 3,372千円)


[要旨]

 電子捕獲検出器付ガスクロマトグラフ(ECD−GC)にプレカット及びバックフラッシュを組み込み、無施肥草地の微小なN2Oフラックスが高精度で簡便に測定ができるよう分析機器の改良を行った。そこで、草地におけるCH4、N2Oフラックスを測定した結果、年間を通じ、草地や林地ではCH4吸収活性が観測された。林地では草地の約4.5倍の吸収活性が認められ、草地、林地土壌はCH4のシンクとして機能していることが明らかとなった。草地においては植生によるCH4、N2Oフラックスの差異はなかった。また窒素施肥、ふん尿還元によりN2O放出量が増加し、さらにふん尿還元直後にはCH4放出が観察され、ふん尿はCH4、N2O両方の発生源であることが示された。施肥窒素量当たりのN2O放出率は0.2〜1%であった。施肥草地(年25�圈檻痢殖隠娃瓠■飢麒�施)では、190.1�咫檻痢伸屐殖�rのN2Oが放出されており、その量は無施肥草地の約4倍量に相当していた。
 液状きゅう肥からのCH4、N2O発生を制御するために、牛液状きゅう肥の施用位置、施用量別によるCH4、N2Oフラックス測定を行った。土中施用区のCH4放出量は、表面施用区に比べて約1/3〜1/4に抑制されることが観察されたが、N2O放出量は約2〜3倍増加した。そこで硝化抑制剤(チオ尿素)を全窒素量の0.5%相当量を添加すると、土中施用区ではCH4放出量を抑制したままN2O放出量を抑制することができた。
 これまでのCH4、N2O放出率等の実測値と放牧牛成長モデルによるふん尿及びふん尿中窒素排泄量の推定値に基づき、我が国及び世界の草地におけるCH4、N2Oの放出量及び吸収量を試算した。


[キーワード]

草地、亜酸化窒素、メタン、温室効果微量ガス、家畜ふん尿