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[研究代表者] |
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国立環境研究所 地球環境研究グループ |
●笹野泰弘 |
[環境庁 国立環境研究所] |
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地球環境研究グループ 衛星観測研究チーム |
●笹野泰弘 |
大気圏環境部 高層大気研究室 |
●杉本伸夫 |
(委託先) |
財団法人光産業技術振興協会 |
34,206千円(平成6年度予算額8,396千円)
成層圏オゾン層破壊、地球温暖化等に関係する地球規模大気環境の評価のための衛星搭載レーザーレーダーの開発に係る基礎的研究として、衛星搭載レーザーレーダーによる地球大気環境評価の具体的目標(目的、目標性能)の設定に係る検討、開発すべき機器仕様の検討を最終目的としている。
このため平成3〜5年度において、測定性能に係る数値シミュレーション、地球大気環境評価のためのデータ利用方法に関する調査、現実的なレーザーレーダーシステムの仕様検討の基礎条件を明らかにするためのサブシステムレベルでの要素技術の現状調査を行った。さらに、平成6年度にはそれまでの調査検討結果を踏まえて、開発すべき小型衛星搭載用のレーザーレーダーシステムの仕様を明らかにした。
この結果、J1ロケットで打ち上げられる規模の小型衛星搭載用システムとして、消費電力150W、質量150kg程度のレーザーレーダーシステムの開発が可能であり、全球の雲や、火山爆発後の高濃度成層圏エアロゾルについて意味のある観測が可能であることが明らかとなった。
レーザーレーダー、オゾン層の破壊、地球温暖化、巻雲、エアロゾル