研究成果報告書 J93B1610.HTM

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[B−16 家庭等における二酸化炭素排出抑制システムに関する研究]

(1)家庭等における二酸化炭素排出抑制のための建造物の断熱構造化の普及促進に関する研究


[研究代表者]

国立環境研究所  ●若松伸司

[環境庁 国立環境研究所]

地域環境研究グループ

統括研究官

●内藤正明

 

都市大気保全研究チーム

●若松伸司・上原 清

 

交通公害防止研究チーム

●清水 浩・森口祐一

(委託先)

室蘭工業大学

●鎌田紀彦・窪田英樹


[平成3〜5年度合計予算額]

25,938千円

(平成5年度予算額9,116千円)


[要旨]

 快適性の向上(アメニティー)をはかり、環境負荷の低減を実現する住まい「エコハウス」の構築にあたっては、住宅の高気密・高断熱化が極めて有用である。このため木造一戸建て住宅を中心に、モデル住宅におけるエネルギー消費を計算し、二酸化炭素排出削減効果の検討を行った。
これとともに住宅構法に関する検討を行った。
 モデル住宅の居住時における用途別熱及び電力負荷計算結果をもとに、各用途の使用エネルギー、使用機器を設定し、エネルギー使用量を試算した。予測結果によれば高断熱・高気密レベルと新設住宅の現状レベルとを比較すると部分間欠暖房時で20〜25%程度、全室連続暖房で35〜40%程度、高断熱・高気密住宅の方がエネルギー使用量が少なくなる事がわかった。住宅の建設時におけるCO2排出量を推定したところ延床面積150�屬僚斬陲巴坐粘校擦韮映�あたりの排出量は約400�圓箸覆襦�この値と居住時におけるCO2排出量を全国7都市(札幌、仙台、新潟、東京、米子、広島、鹿児島)について比較した。全室連続暖房運転では札幌、東京両地域においてともに4割近くの差が、新設住宅の現状レベルと高断熱・高気密レベルの住宅との間に見られ、この値は住宅建設に伴うCO2排出量よりも大きい。高断熱・高気密住宅の利用は家庭等におけるCO2排出抑制のために極めて効果的であることが示された。


[キーワード]

高断熱・高気密住宅、新在来木造構法、エコハウス