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[研究代表者] |
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地質調査所 |
●西村 昭 |
[通商産業省 工業技術院 地質調査所] |
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海洋地質部 |
●中尾征三 |
海洋鉱物資源課 |
●西村 昭、本山 功 |
海洋底質課 |
●井内美郎、池原 研、片山 肇、田中裕一郎、中嶋 健 |
海洋物理探査課 |
●山崎俊嗣 |
地質部 層序構造課 |
●柳沢幸夫 |
燃料資源部 燃料資源課 |
●渡辺真人、徳橋秀一 |
16,352千円
海底堆積物に残された自然環境の長期的変動を明らかにすることは、海洋における物質循環や汚染物質の付加に対する環境への影響への予測に極めて重要なデータを与える.南極周辺海域は栄養塩が多く、生物生産量が大きく、また、深層水の形成に大きな役割を果たしており、地球規模の環境変動への寄与が大きい地域である.しかし、環境変動に関するデータの蓄積は少ない.最近、氷期一間氷期の大気の二酸化炭素濃度の変動のメカニズムの説明として提起された「鉄仮説」は、大気を通しての風成ダストの鉄による南極周辺海域への「自然の汚染」に注目したものである.本研究は、南極周辺海域の柱状堆積物試料の分析により、当海域の環境変動と地球規模の環境変動についての基礎的データを得ることを目的としている.インド洋側南極海域及びロス海とその周辺海域の柱状堆積物試料についての解析を行った.氷床の活動度の指標となる削屑物量、生物生産量の指標となる微化石含有量、堆積物から堆積流量(フラックス)を求めるための基礎データである堆積物の乾燥密度を測定した.それに付随して得られた物理量と砂粒含有量・帯磁率との関係を考察した.氷期に厚い氷床に覆われたロス海内の堆積物と外洋の堆積物はその構成物と堆積物の性質に大きい違いがあること、陸源粒子の量は帯磁率や堆積物物性により簡便に定量化できる可能性が明らかとなった.また、外洋の柱状試料には長期の環境変動が記録されていることが明確になった.
南極海、海底堆積物、微化石、フラックス、生物生産量