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[C−1.東アジアにおける酸性・酸化性物質の動態解明に関する研究]


(1)酸性・酸化性物質等の動態解明のための地上観測に関する研究

�〇誓�・酸化性物質の動態解明のための地上観測に関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所

●村野健太郎

[環境庁 国立環境研究所]

 

地球環境研究グループ 統括研究官

●秋元 肇

               酸性雨研究チーム

●溝口次夫、村野健太郎、畠山史郎

大気圏環境部 大気反応研究室

●福山 力

化学環境部 計測技術研究室

●向井人史

        計測管理研究室

●西川雅高


[平成2〜4年度合計予算額]

41,225千円


[要旨]

 東アジア地域はヨーロッパ大陸、北米大陸に次いで酸性雨の前駆体物質であるSO2・NOxの排出量が多く、今後さらに増大することが予想され、酸性物質降下量も増大することが懸念される。このため、低汚染地帯である離島や山岳地帯で、大気汚染物質の観測を行なうことは、大気汚染物質の動態を知ると同時に、我国に降下する酸性物質の経年変化を知ることも可能になる。沖縄におけるオゾン(O3)濃度の測定では、O3濃度は秋から冬にかけて比較的高くなる傾向が見られ、春先の3月頃には一時僅かに減少するが、初夏の5月に最大濃度が観測され、海洋性気団が強く張り出す7〜8月にかけて最も低くなる季節変動がみられた。隠岐島における流跡線解析によると、ロシアを含めて大陸側からは、冬期には80−90%の頻度で春期には50−60%、夏期には30−40%の頻度で気流が影響していることがわかる。日本からは西日本からの影響が強く、東日本からの寄与は8月の20%が最大であった。山岳地帯では粒子状物質の主成分は硫酸塩であり、おもに硫酸ミストとして存在する。山岳の八方での降下物量は都市部の長野市と同等であった。青森県における酸性降下物の観測では大陸からの影響が示唆された。


[キーワード]

 東アジア、越境汚染、地上観測、オゾン、流跡線