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[研究代表者] |
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北海道大学 工学部 |
●太田幸雄 |
[北海道大学工学部] |
●太田幸雄、村尾直人 |
9,387千円
本研究では、地球温暖化の都市大気環境への影響評価に関して、「地球温暖化、および、それと平行して進むと予想される地球規模の大気環境の変化と都市大気と様々な相互影響」という視点から、気温上昇による直接影響とともに、様々な間接影響をもたらすと考えられる対流圏オゾンの増加に関する観測とモデル計算を行った。観測結果からは、都市大気の組成が地表近くの発生源だけではなく、都市境界層上端のオゾンやPAN濃度にも依存していることが明らかになった。また、観測結果をふまえて、都市環境の将来予測とそれに基づく大気汚染物質の排出量削減計画の立案を目的とした大気輸送・化学モデルの構築を行い、地域規模あるいは対流圏全般といった広域的な空間スケールで起こるオゾンやPANの濃度変動について検討を行った。さらに、それまでの測定結果を利用して計算結果の妥当性の検討を行った。
都市大気汚染、PAN、対流圏化学・輸送モデル、対流圏オゾン