![]() | |
---|---|
![]() |
[研究代表者] |
|
建設省土木研究所 |
●益倉克成 |
[北海道開発庁 北海道開発局] |
|
開発土木研究所 水工部 部長 |
●星 清 |
環境研究室 |
●吉井厚志、中津川誠 |
河川研究室 |
●清水康行 |
13,210千円
積雪寒冷地流域での温暖化の影響を評価するため、最初に既往気象・水文データを収集、解析した。これから北海道でも過去100年間で気温の上昇がみられ、近年は降水量の減少と年最大日雨量、豪雨日数の増加傾向がみられ、降雨の集中化を示唆するような結果が得られた。つづいて、モデル流域を設定し、積雪量、融雪流出の把握と解析が実施された。ここでは、航空写真や衛星情報などのリモートセンシング情報を活用して、流域の積雪量の推定精度の向上を図り、融雪流出パターンを的確に把握した。これをもとに、大気大循環モデルで推定される温暖化時の気温上昇では、融雪流出期間が20日ほど早まることが示唆された。最後に、融雪を含む年間を通した流出パターンを再現、評価した。ここでは、長短期流出両用モデルを構築し、温暖化時の気温、降水量の変化によって、流出パターンがどのように変化するか推算した。
リモートセンシング、積算暖度法、融雪流出、長短期流出両用モデル