研究成果報告書 J92B0612.HTM

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[B−6.陸上生態系における炭素循環機構の解明に関する研究]

(1)農業生態系における炭素循環系の定量的解析に関する研究

 �∩霖呂砲�ける炭素循環系の定量的解析に関する研究


[研究代表者]

 

草地試験場

●桐田博充

[農林水産省 草地試験場]

 

生態部 生態システム研究室

●奥 俊樹、高橋繁男、築城幹典

草地生態研究室

●桐田博充


[平成3〜4年度合計予算額]

11,714千円


[要旨]

 放牧草地における炭素循環機構を解明するため、放牧草地における炭素循環コンパートメントモデルを検討し、炭素循環の主経路を決定した。放牧草地のエネルギー循環モデルを基本に、炭素量の変動を予測するプロトタイプモデルによるシミュレーションの結果、年間収支では、草地から大気への二酸化炭素の放出が、大気から草地への取り込みを上回った。また、放牧草地の主要な二酸化炭素放出経路である土壌呼吸と、温度および含水比との関係を検討し、地表面からのCO2放出速度は、地温の指数関数で、リターからのCO2放出速度は、温度と含水比をパラメータとする回帰式で近似した。
 また、渦相関法により放牧草地のCO2ガスフラックスを実測した。放牧草地のCO2フラックスは日射強度、気温、風速などにより変化したが、日中には群落面へのCO2吸収フラックスが、夜間には群落面からのCO2放出フラックスが観測され、晴天時の放牧草地では、大気−草地群落間の1日の二酸化炭素収支は、草地群落への吸収が大気への放出を上回った。


[キーワード]

放牧草地、炭素収支、土壌呼吸、シミュレーションモデル、渦相関法