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[研究代表者] |
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物質工学工業技術研究所 |
●白田利勝 |
[通商産業省 物質工学工業技術研究所] |
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有機合成化学部 |
●白田利勝 |
有機合成化学部 フッ素化学研究室 |
●関屋 章、有村隆志、黒澤 茂、田村正則 |
51,168千円
オゾン層のオゾンを破壊する効果の大きいクロロフルオロカーボン(CFC)等の化合物は全廃することが国際的に決められており、代替化合物の開発が必要不可欠となっている。本研究は代替化合物として最も期待されている低沸点のフッ素系代替物に焦点を合わせ、合成法を中心に検討した。
フッ素系代替物としてはヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)、酸素原子を含む化合物について検討し、以下の合成法を開発することができた。
HCFCの合成としては、アレンとフッ素化試剤とフッ素化塩素との反応の検討から、フッ化ナトリウム及びフッ化セシウム存在下で、反応温度を効果的にコントロールすることで、プロパン系のHCFCであるHCFC−253caを81%の高収率で合成することに成功した。
HFCの合成としては、アセチレン類にフッ化水素の付加を効率的に行うこと、及びその付加体の選択的なモノフッ素化反応を比較的低温での間接フッ素化反応で行うことができた。また、このモノフッ素化反応の理論的研究も行い、反応機構について知見を得た。
酸素を含むフッ素化合物の合成としては、トリフルオロメチルハイポフロリトを用い、フッ素系オレフィン類及び塩素を含んだフッ素系オレフィン類への付加反応から種々の含フッ素エーテル及び塩素とフッ素を含むエーテルを合成した。これらエーテル化合物の直接フッ素化法による検討から、ペルフルオロエーテルの高収率での合成法、及び塩素を含むエーテル類の塩素をフッ素化する合成法を開発することができた。
また、基本物性としては熱安定性に、環境影響評価としては温室効果算出に必要な地球からの放射エネルギーを考慮した赤外線の吸収量について知見を得ることができた。
フロン、CFC、代替物、フッ素、合成