研究成果報告書 J92A0330.HTM

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[A−3.成層圏オゾン層の物理的・化学的変動機構の解明とオゾン層変動の予測に関する研究]

(3)成層圏オゾン層の物理的変動機構の解明とモデル予測の高度化に関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所

●林田佐智子

[環境庁 国立環境研究所]

 

地球環境研究グループオゾン層研究チーム

●中根英昭、林田佐智子

地球環境研究グループ衛星観測研究チーム

●笹野泰弘

大気圏環境部大気物理研究室

●花崎秀史

大気圏環境部高層大気研究室

●松井一郎

(客員研究員)
東北大学理学部


●福西 浩、岡野章一、早坂忠裕


[平成2〜4年度合計予算額]

16,247千円


[要旨]

 観測データに現れるオゾン層変動の物理的機構を明らかにするために、気象データや衛星データを用いた解析を行った。また、一次元モデルの開発を行った。これを用いた上部成層圏オゾンの季節変動に関する計算結果は、オゾンレーザーレーダー観測に現れた季節変動と良く一致した。エアロゾル表面で起こる不均一反応をモデルする際にはエアロゾルの表面積が必要であるが、ピナツボ火山起源成層圏エアロゾルのケースについて、エアロゾルレーザーレーダー観測結果を用いてエアロゾル表面積を計算した。更に、極渦崩壊に関する数値モデルの開発と高度化を行った。


[キーワード]

 一次元モデル、極渦、流跡線、ポテンシャル渦度、ピナツボ火山噴火