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[研究代表者] |
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環境庁 国立環境研究所 |
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(委託先) |
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文部省宇宙科学研究所 |
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衛星応用工学系 |
●広沢春任 |
宇宙探査工学系 |
●斉藤宏文 |
平成2〜4年度
16,906千円
宇宙科学研究所では1965年からロケットによるオゾン層の観測を実施してきたが、成層圏オゾンを高い精度で観測する必要から、新しい方式の観測装置の開発を行った。これにより、小型の気象ロケットMT−135型ロケットを利用し落下パラシュートゾンデ型オゾン観測装置によってオゾン層を観測するシステムが開発され、現在この装置によりオゾン層の長期変動の観測を行っている。
本研究では、中緯度成層圏オゾンの長期的変動をさらに詳細に調べることを目的として、この光学式オゾン観測装置の小型化の検討を行い、新たに4連の太陽放射計の試作を試みた。この試作した光学系を用いることにより、特に高度40km以上の高度で成層圏オゾン密度とその高度分布の測定精度が向上するものと期待される。また、観測装置較正方法の検討を行い、観測性能の確認のための較正方法の改善、データ処理方法の改善を行った。これらの研究により、成層圏オゾンの長期変動の観測方法が改善され、測定精度の向上の実現を試みた。
成層圏オゾン、オゾン密度、光学観測、ロケット観測