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[S-1 21世紀の炭素管理に向けたアジア陸域生態系の統合的炭素収支研究]

テーマⅢ:アジア陸域生態系の炭素収支変動予測と21世紀の炭素管理手法の検討

(2)陸域炭素循環モデルの国際比較と高度化[PDF](378KB)

    独立行政法人国立環境研究所
    地球環境研究センター


ソバカル ダカール

<研究協力者>

 

    独立行政法人国立環境研究所
    地球環境研究センター

山形与志樹・Penelope Canan
伊藤昭彦・木下嗣基

    オーストラリア連邦科学研究機構

Josep Canadell, Michael Raupach

  [平成14~18年度合計予算額]  123,358千円(うち、平成18年度予算額 28,500千円)

  [要旨]

  本課題では、グローバルカーボンプロジェクト(GCP)に関する国際共同研究として、統合的なモデル研究の基盤となる陸気炭素収支管理モデルの国際比較として自然―社会システムを統合したモデルの国際比較検討を実施するとともに、グローバルな炭素循環に関する最新の統合的な知見を集約した。人間活動を統合した炭素管理に関係する国際モデル比較を実施することで、統合評価モデル研究の発展に資するとともに、国際比較研究から新たな国際研究を展開した。まず、モデル国際比較検討への情報基盤として関連研究情報のデータベース構築を実施し、次に、グローバルな炭素循環を推定する陸域生態系モデルの国際比較を実施し、さらに自然―社会統合モデルの国際的モデル比較を実施した。また、最終年にはグローバルな炭素循環に関する最新の統合的な知見を集約し、本プロジェクト全体における東アジアにおける炭素動態の解明に対して、国際的な観点からの位置づけを明らかにした。尚、本研究はS1と連携して国立環境研究所に設置されたGCPつくば国際オフィスの研究活動の一環として実施されたものである。


  [キーワード]  自然―社会システム、統合モデル、炭素管理、データベース、国際比較