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［ｷｰﾜｰﾄﾞ］地理情報システム、エコロジカルサービスGIS、ランドスケープ管理、リスクアセスメント、コスト・ベネフィット

[Ｅ－４　熱帯域におけるエコシステムマネージメントに関する研究]

（１）森林認証制度支援のための生態系指標の開発に関する研究

②エコロジカルサービス機能のGIS化に関する研究[PDF](909KB)

 　独立行政法人国立環境研究所
 　生物圏環境研究領域　　熱帯生態系保全研究室

奥田敏統（現広島大学大学院総合科学研究科）
沼田真也・吉田圭一郎・鈴木万里子

 　EFフェロー（マレーシア工科大学）

Mazlan Hashim・Abd. Latif Ibrahim

＜研究協力者＞

　

 　（株）建設技術研究所

千葉将敏・田頭直樹

  [平成14～18年度合計予算額]  14,161千円（うち、平成18年度予算額 2,486千円）

［要旨］

　 商業伐採やオイルパームプランテーションの造成などに代表される熱帯林の改変は、多様な野生生物の生息地の減少をもたらすだけでなく、水源涵養や温暖化効果ガスCO2の蓄積といった森林が持つ公益機能（エコロジカルサービス）の劣化を生じさせる。こうした社会経済活動と生態系保全とが調和した持続的な資源管理を行うためには、森林の持つ公益機能の広域な評価が必要であると同時に、実際の土地利用計画策定に際して、開発によって得られる経済的利益と、それによって失われる公益機能とのコスト・ベネフィットを評価するためのシステムの開発が必要不可欠となる。このため本サブサブテーマでは、熱帯林における人為改変に伴ってエコロジカルサービスがどの程度消失し、将来的にどのような環境リスクが生じるのかを予測するシミュレーションシステム「エコロジカルサービスGIS」の開発を行った。また、開発による環境リスクを広域で評価するための手法開発を行った。