検索画面に戻る Go Research



(1.67MB)

[C−5 中国北東地域で発生する黄砂の三次元的輸送機構と環境負荷に関する研究]

(4)ライダーおよび光学的計測手法による黄砂の輸送の研究

独立行政法人国立環境研究所


    EFフェロー

陳 岩(Yan Chen)(H13,H14)

    EFフェロー    

趙 淑莉(ZHAO Shuli)(H15)

    大気圏環境研究領域 遠隔計測研究室受入研究者

杉本伸夫

 

[平成13〜15年度合計予算額]

 平成l3〜15年度合計予算額 6,049千円

[要旨]

  北京に飛来する黄砂の輸送機構を解明するために、北京の日中友好環境保全センターに設置されたライダー等による継続的な観測データの解析を行った。ライダー測定データからエアロゾルに占める黄砂エアロゾルの割合と黄砂エアロゾルの重量濃度を求める手法を用いて、北京における黄砂の高度分布の時系列変化を求めた。得られた高度分布の変化のパターンと地上のアンダーセンサンプラーで測定した粒径分布から、北京で観測される黄砂を4つのパターン、「高空輸送沈降型」、「高空輸送通過型」、「地元舞上り型」、「高空輸送沈降/地元舞上り混合型」に分類した。これらの分類法を2001年〜2003年に北京で観測された黄砂に適用するとともに、化学輸送モデルCFORSによるシミュレーション結果と比較し分類手法の妥当性を評価した。また、この3年の北京の黄砂現象の違いについて考察した。ライダーデータから、地上付近の黄砂および大気汚染エアロゾル濃度(消散係数)の時系列変化を独立に求め、相関を調べたところ、多くのケースでは黄砂時に大気汚染エアロゾルが減少するが、黄砂と同時に比較的高濃度の大気汚染が観測されるケースもあった。これは気象状況に大きく依存することがわかった。

[キーワード]

 黄砂、黄砂エアロゾル、偏光ライダー、北京、化学輸送モデル