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(1.03MＢ)

[B-58　家庭用エネルギー消費削減技術の開発および普及促進に関する研究]

（１）人間のエネルギー消費行動に関する実証実験

　�　／祐屬離┘優襯�ー消費行動の理論モデル作成

独立行政法人建築研究所

　

　環境研究グループ

客員研究員

堀　祐治

国土交通省国土技術政策総合研究所

　

　建築研究部

環境・設備基準研究室長

桑澤保夫

 

[平成15〜17年度合計予算額]

　平成15〜17年度合計予算額　12,434千円
　(うち、平成17年度予算額　0千円)

［要旨］

　近年、住宅を対象としたさまざまな省エネルギー手法が開発されているが、各種機器のエネルギー消費効率は、使用状況に応じた評価が必要である。すなわち、住宅におけるエネルギー消費は、単に機器の稼働時間と定格の消費量によってのみ求められる物ではなく、外部環境や使用頻度など、実際の生活行動と使用環境を考慮した評価が求められる。本研究全体の一つの柱である(1)��「実験住宅における実証実験」においては、実大実験住宅において実際の生活状況を(1)�△寮�果である生活ロボットによって再現することで、実使用実態に応じたエネルギー消費量および効率の検証を行うことを目的としている。本テーマではその生活行動の模擬に不可欠となる、家庭の生活スケジュール・家電機器使用スケジュールを、統計データに基づいて決定することとした。空調・照明・換気の制御についても、本テーマで決定した在宅・在室状況をべ一スとして、室内環境・外界環境に基づいて決定されるものとした。従来把握が十分でなかった給湯についても最近の詳細な実測データの分析を行い、従来研究にない複数日から構成される新たな試験モードを作成した。本スケジュールの特徴としては、平日・休日在宅・休日外出からなる3日分の異なったスケジュールを設定することで、日々の実住宅における生活の変動を反映するように考慮されている点があげられる。蓄熱・貯湯式の空調・給湯機器が増加する中で、日々の変動を考慮したことの価値は高いと考える。また、家電・照明・空調・給湯の全用途を包括したスケジュールデータも従来あまりみられなかったものである。
　平成15年度には、基本スケジュールデータの作成が行われ、16年度には、テーマ�△範�係したスケジュール運転の確認、17年度にスケジュール情報の追加と修正が行われた。
　開発された生活・機器使用スケジュールの構築方法は普遍性を考慮したものであり、バックデータを差し替えることで。さまざまな家族構成やライフスタイルに対応することができ、今後研究を進める中で更に多様なスケジュールでの検証に役立つものと期待される。

［キーワード］

　二酸化炭素、ライフスタイル、生活スケジュール、機器使用、実態調査