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[F―6 アジアオセアニア地域における生物多様性の減少解決のための世界分類学イニシアティブに関する研究]

(1)GTI地域プログラムの基本プロジェクト開発における分類学的側面に関する研究

.ぅ鵐疋優轡◆Ε織い砲ける植物の分類学的研究

京都大学大学院理学研究科

戸部 博

 〈研究協力者〉

 

 京都大学大学院理学研究科

東 浩司

 京都大学大学院人間・環境学研究科

徳岡 徹

 高知女子大学

荻沼一男

 タイ王立森林局

Konganda Chayamarit

 チェンマイ大学(タイ)

James E. Maxwell

 インドネシア科学院

Utami Nanda

 

Irawati

 

Harry Wiriadiana

 

Deden Girmansyah

 京都大学大学院理学研究科

東 浩司

 京都大学大学院人間・環境学研究科

徳岡 徹

[平成14〜16年度合計予算額]

 平成l4〜16年度合計予算額 19,586千円
 (うち、平成16年度予算額※6,400千円)
 「※上記の予算額には、間接経費1,477千円を含む」

[要旨]

  インドネシアとタイにおける植物の分類学的研究を行うために、14年度の現地調
査を踏まえ、15年度、16年度、インドネシア共和国のロンボク島をモデル地域として、現地
の研究者とともに、植物のインベントリー研究を行った。ロンボク島は、インドネシアの小
さな島の一つで、バリ島からウオーレス線を境にして東に35キロ、ほぼ赤道直下(南緯約8
度、東経約116度)に位置している。島の形は円形に近いが、南西に長く伸びた部分があ
り、東西に約70Km、面積は約4,729k屬任△襦かつてフロラのためのインベントリー研究は
なされたことがなく、数編の著作の記録によれば、僅か189種の樹木が記録されているに過
ぎない。本研究の結果、15年度は、採集した標本は98科269属337種に達し、同定された種
のうち、196属(72%)、293種(87%)は、ロンボク島から初めての記録である。16年度(17年2
月)は、植物採集地を島内全域に広げて採集活動を行った。その結果、トウダイグサ科の新
種を含むに600点が新たに保管され、現在同定作業中である。この結果、合わせて800種を越
える記録になるものと思われる。一部の情報はデータベースへ格納され、さらにデータコン
テンツの収集のための細胞学、解剖学、遺伝子情報分析にも着手し、現地研究者への技術移
転を行った。採集された植物のうち、低地・海岸に生育する種を除く全ての標本について、
ディジタル画像を保管した。ロンボク島は、インドネシアでは近年ほとんど調査されたこと
のなかったが、本研究によって、植物の多様性情報は飛躍的に拡大した。また、タイ王国の
研究者との交流もはかり、今後のGTI研究活動における連携を強化した。

[キーワード]

 インベントリー、植物分類、標本、分類情報、ロンボク島