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[E―3 荒廃熱帯林のランドスケープレベルでのリハビリテーションに関する研究]

(2)プランテーションや荒廃草地などのナチュラルフォレストコリドー導入による立地管理方法の開発に関する研究

� .淵船絅薀襯灰螢鼻爾亮�種選択、設置と成長解析

独立行政法人森林総合研究所

 

 海外研究領域

松本陽介

 立地環境研究領域  チーム(温暖化物質)

森貞和仁

 九州支所       森林生態系研究グループ

大貫靖浩

 北海道支所      植物土壌系研究グループ

丸山温・北尾光俊・飛田博順

 

 

 〈研究協力者〉

 

独立行政法人森林総合研究所

 

 海外研究領域

米田令仁(特別研究員)

愛媛大学       農学部

田中憲蔵

マレーシア連邦国 マレーシアプトラ大学(UPM)

Nik Muhamad Majid・Faridah Hanum Ibrahim・

 

Mohamad Azani Alias

           マレーシア森林研究所(FRIM)

Abdul Rahim Nik・Siti Aisah Shamsuddin・

 

Wan Rasidah Wan Abdul Kadir

[平成14〜16年度合計予算額]

 平成l4〜16年度合計予算額 25,639千円
 (うち、平成16年度予算額 8,195千円)

[要旨]

  本研究は荒廃草地などへのフォレストコリドーの導入を目指し、コリドー造成の際の植
栽樹種の選定作業を樹種のもつ生理生態特性、荒廃地の立地環境を土壌特性から明らかにした。
植栽樹種の選定をするにあたり、樹木がもつ生理生態特性として光合成速度、水利用効率、保
水性、強光への耐性という視点から調べた。またコリドーの目的は、植栽した木に動物や鳥が集
まり、植生の遷移を促進させるという「触媒効果」を期待するため、動物や鳥が好む果実をつけ
る樹種を主に選定し、実際に荒廃地に植栽をおこない、植栽木の生理生態特性をモニタリングし
た。その結果、植栽後の生長は、植栽前におこなった生理特性のスクリーニングの結果から予測
された結果とほぼ一致した。また今回の実験から、生理生態特性だけではなく、樹種のもつフェ
ノロジーも生長や生存に影響したと考えられた。
森林伐採は林道や集材路の開設により地表が激しく攪乱され表土の移動や流亡を引き起こし、
流域の土壌を荒廃させる場合がある。この研究では、マレーシア森林研究所Bukit Tarek森林水
文試験地で試験伐採された流域を試験地として伐採による土壌の荒廃を表層土の侵食、堆積量や
表層土における理化学性の経年変化から検討した。
その結果、保護樹帯内における侵食・堆積量は斜面傾斜にある程度支配されるが、土砂の給源
となる集材路や伐採地に連結しているガリーにおいて堆積量は最大となった、また、集材路に隣
接していても下層植生が繁茂している場所ではほとんど侵食・堆積が生じないこと、倒木は土砂
をトラップする機能がかなり高いことが明らかになった。また、保護樹帯の効果は表層土壌の物
理性にも及んでいることが明らかになった。伐採前後における表土の養分環境の比較から表土の
荒廃が起こるのは伐採や林道開設により表土が削剥された場所に限られ、表土が攪乱されなかっ
た場所の表土は荒廃していないことがわかった。

[キーワード]

 造林特性、極限的荒廃地緑化、森林伐採、土壌侵食、養分環境