検索画面に戻る Go Research
[E―3 荒廃熱帯林のランドスケープレベルでのリハビリテーションに関する研究]
(1)択伐跡地、二次林、荒廃潅木林など荒廃林地の修復技術の開発と種多様性の評価に関する研究
�◆‖鯣伽彙呂凌肯喊緲�機能の評価
独立行政法人 国際農林水産業研究センター
|
|
林業部
|
野口正二
|
|
|
〈研究協力者〉 独立行政法人 森林総合研究所
|
佐々木尚三
|
カナダ国 ブリティッシュコロンビア
|
五味高志
|
シンガポール共和国 シンガポール大学
|
根岸淳二郎
|
マレーシア連邦国 マレーシア森林研究所
|
Abdul Rahim Nik
|
[平成14〜16年度合計予算額]
平成l4〜16年度合計予算額 6,030千円
(うち、平成16年度予算額 2,006千円)
[要旨]
一度失われた熱帯林の修復は容易でなく、熱帯林における伐採跡地・荒廃林地において、
熱帯林の修復技術の発展が求められている。そこで、本研究では、パソ森林保護林(PAFR)および
ブキタレ水文試験地(BTEW)を対象に、水文・気象観測に基づいて、次のことを明らかにした。1)
PAFR内50haプロットにおける表層土壌水分の空間分布は、地形を反映していた。2)PAFR内6haプ
ロットにおいて38ヶ所で土層深を測定した結果、14ヶ所で6mを超える深さであった。この結果は、
降水量が少ないこの地域で、深い土層が雨水を一時的に土層中に貯留する役割を果たしているこ
とを示唆する。3)移動水収支法によって求めた年間蒸発散量は、1,243mmから1,605mm(平均値:
1,425�弌�標準偏差:70.8)であった。年蒸発散量を水収支式から推定する時、湿潤熱帯地域にお
いても貯留量が一定でなく、水収支開始時間に注意が必要であることが示された。4)BTEWにお
ける低水時の水流出特性は、地質に依存し、日本の堆積岩を基岩とする流域と同様であった。ま
た、堆積岩を基岩とする流域は花崗岩を基岩とする流域より水源かん養機能が劣ることが示唆さ
れた。5)河畔林緩衝帯が撹乱されると、樹木構成の多様性と地上バイオマスが減少することが
示された。6)森林伐採による河川の土砂および有機物量について、河畔林緩衝帯を撹乱した渓
流が他の撹乱しない渓流に比べて極端に大きい値を示した。7)作設後3年の林道において、シ
ダ被覆が、作設後41年の林道では、ラタンやブルタンなどの植生および大径木(DBH≧20cm)が遮断
に影響を及ぼしていることが示された。
[キーワード]
熱帯林、伐採、林道、河畔林緩衝帯、リハビリテーション