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[C−3 東アジアにおける民生用燃料からの酸性雨原因物質排出対策技術の開発と様々な環境への影響評価とその手法に関する研究]
(2)バイオブリケット技術の民間移転と普及方策に関する研究
� .丱ぅ�ブリケットの民間技術移転と普及・啓発方策に関する研究
独立行政法人国立環境研究所
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大気圏環境研究領域
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大気反応研究室
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畠山 史郎
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埼玉大学大学院
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理工学研究科
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坂本和彦、王 青躍
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社団法人 大気環境学会
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前田泰昭、辻野喜夫、古明地哲人(平成12〜15年度)
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〈研究協力者〉
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ユニレックス株式会社
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平岩 隆一、宮森 護
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[平成14〜16年度合計予算額]
平成l4〜16年度合計予算額 47,818千円
(うち、平成16年度予算額 10,340千円)
[要旨]
低品位石炭や廃棄粉炭からの効果的な硫黄固定化技術であるバイオブリケット(以下BB と略記)について、日本国内および現地において、その実験室レベルの燃焼試験、実機燃焼試験
と性能評価を行った。BB化による粉塵低減率と硫黄固定率はそれぞれ約70%と80%程度であり、実 機と実験室レベルの燃焼実験とほぼ同程度で、環境改善効果が明らかにされた。BB普及モデル構
想を元に、西南地域、東北地域、内陸部地域、北部一般都市を対象に、酸性雨対策としてのBB技 術の普及可能性調査し、経済性を評価した結果、その生産コストは地域格差を反映するものの1
トンあたり130-250元(1,900-3,600円/ton相当)と試算され、市販高品位石炭に匹敵する。中国東 北地域鞍山市において、着実に事業化され、現地住民とその地域社会における評価も高い。
人工的酸性化土壌に燃焼灰を5w%添加し、人工酸性雨を給水源として、ハツカダイコンのポット 栽培試験を行った。ポット下部溶出液より、燃焼灰による酸性土壌の中和効果が確認され、有害
成分であるアルミニウムの濃度も減少した。栽培後の植物体の生重量、乾燥重量はともに増加し、 生長促進効果が確認された。また、廃棄バイオマス資源の有効活用のため、水生植物の利用評価
を行った。ヨシ、ガマから調整されたBBは耐圧強度が高く、植物生長に重要なリン、カリウムが BB燃焼灰中に残存することから、水生植物バイオマスから調製したBB由来の燃焼灰は効果的な酸
性土壌修復・改善剤として利用しうる。従来の煉瓦に替わる建材として燃焼灰を原料とする無焼 成煉瓦を試作し、その強度、利用中における有害重金属の溶出を調べ、一部の金属については溶
出抑制手法を検討する必要があるものの、焼成煉瓦に匹敵する強度が得られることを示した。
バイオブリケット技術の普及促進と、酸性雨による材料腐食の経済的損失軽減を目的に、中国 の南西部の重慶、東北地方の鞍山、北京、藩陽、上海、香港、日本、韓国、ベトナムおよびネパ
ールにおいて、材料暴露試験を実施し、酸性大気汚染と材料腐食との関係を検討した。重慶市内で は、1997年以降、燃料の天然ガスへの転換によって、大気中のSO2濃度は減少したが、降水中のE.C.、
SO42-には1997年以降も目立った変化がなく、中国南西部全体では、SO2の排出量は変化していない。 重慶の送電鉄塔からの亜鉛の溶出量は714kg、その年間損失額は2,744万円と推定された。
[キーワード]
バイオブリケット(BB)、酸性雨対策技術、植物成長試験、酸性土壌の修復、材料腐食