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[C―2 酸性汚染物質の陸水の水質と生物に与える影響の実態解明に関する研究]
(2)渓流河川の水質の魚類の分布行動に与える影響の実態解明
独立行政法人水産総合研究センター
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中央水産研究所
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内水面研究部
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北村章二・生田和正
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[平成14〜16年度合計予算額]
平成l4〜16年度合計予算額 9,980千円
(うち、平成16年度予算額 3,400千円)
[要旨]
酸性降下物により河川が酸性化した際の魚類の分布・行動への影響予測及び酸性化が懸
念される河川におけるサケ科魚類の生息に及ぼす酸性降下物の影響実態を明らかにするため、��
イワナ及びブラウントラウトを用いた遡上行動観察実験�⊆�然酸性河川におけるイワナや水生昆
虫の分布調査��薪潟県三面川上流域における河川水質とイワナの生息調査�し戝�Na+イオン濃度の
変化を指標にしたイワナの耐酸性実験を行った。
その結果、�.ぅ錺覆筌屮薀Ε鵐肇薀Ε箸亙貔鄂紊任△辰討�pH6.0以下に酸性化した場合には、
遡上行動が著しく阻害され、一部は非母川に遡上する。�⊆�然酸性河川においてイワナは中性の
沢の流入地点より上流のpH6.14±0.16以下の水域には生息しない。��三面川は現時点では酸性化
は顕在化しておらず、イワナは調査した全ての沢で生息が確認されたが、アルカリ度、段階別中
和能測定結果などより、局所的、一時的には微弱酸性化している可能性が認められた。�せ栖望�
能の低い沢のイワナは比較的耐酸性が比較的高く、一時的にでも微弱酸性環境を経験している可
能性が示された。これらのことから、一般に酸緩衝能の乏しい河川の源流域では、現在酸性降下
物による酸性化が恒常的にはみられなくとも、一時的・局所的にはイワナの生息・産卵に影響を
及ぼす程度の微弱酸性化が起きていることが考えられた。また、今後水域が恒常的にpH6程度に酸
性化した場合には生息・産卵域を失う可能性が高いことが明らかになった。
[キーワード]
酸性雨、イワナ、産卵遡上行動、自然酸性河川、三面川