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[B-8有機エアロゾルの地域規模・地球規模の気候影響に関する研究]

(2)有機エアロゾルのキャラクタリゼーションに関する研究

  3萓化学種との反応による不飽和炭化水素からのエアロゾル生成機構の研究

独立行政法人産業技術総合研究所

 

 

  爆発安全研究センター

気相爆発研究チーム

椎名 拡海

  豊橋技術科学大学工学部

エコロジー工学系

小口 達夫

[平成14〜16年度合計予算額]

 平成l4〜16年度合計予算額 7,180千円
 (うち、平成16年度予算額 2,280千円)

[要旨]

  大気中に放出された有機物が光化学変化を受けて生成すると考えられる、2次有機エア
ロゾルの生成機構を素反応過程の観点から検討し、活性なラジカル種が不飽和炭化水素と反応し
てエアロゾル前駆体を生成する過程を理解する事を目的として実験的検討を行った。水素、ヒド
ロキシラジカル、酸素原子と不飽和炭化水素の反応素過程により生成する直接的な生成物を検出
し、定量を行った。また、不飽和炭化水素の酸化過程より再生される、不飽和結合をもつラジカ
ル類の反応機構についての検討を行った。その結果、活性化学種と不飽和炭化水素の反応により
多様なラジカル生成物が直接的に生成し、ラジカルが再生することによる連鎖反応が生じること
が示された。特に、不飽和結合と酸素を含むラジカル生成物は、さらに大気中の酸化物(02,HO2,RO2
など)と反応してカルボン酸やアルデヒド類を生成すると考えられ、エアロゾル生成機構にも重要
な役割を果たすことが示唆された。

[キーワード]

 有機エアロゾル、不飽和炭化水素、反応素過程、含酸素ラジカル、不均反応