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[F―3 侵入生物による生物多様性影響機構に関する研究]

(1)侵入種の生物学的特性に関する研究

独立行政法人国立環境研究所

 

 

  生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクトグループ

 

  生物個体群研究チーム

高村健二・永田尚志

 

  侵入生物研究チーム

五箇公一

 

  (財)自然環境研究センター

常田邦彦・戸田光彦・小出可能・竹内正彦

 

[平成13〜15年度合計予算額]

 平成13〜15年度合計予算額 26,484千円
 (うち、平成15年度予算額 8,861千円)
 ※上記予算額には間接経費5,917千円を含む。

[要旨]

 侵入種の予防・制御に役立てるために、日本国内への侵入種に関するデータベースを作
成した。データベース掲載対象種として、哺乳類35種・鳥類39種・爬虫類19種・両生類13種・魚
類94種・昆虫34種・その他の無脊椎動物3種・維管束植物100種、合計337種(亜種を含む)を選
定した。各種の記載項目は以下の通りである。和名・学名・英名・科名・原産地と分布・侵入年
代・侵入経路・日本国内の分布状況・形態的特性・生態的特性・遺伝的特性・影響と対策・すで
に実行されている法的規制・備考・参考文献。この他に、写真(100種についてのみ)と県別分
布図が掲載された。データベース作成にはアクセス2000((株)マイクロソフト)を用いた。本デ
ータベースにより移入の現状や生態学的特性等が把握されれば、すでに定着した、またはこれか
ら定着のおそれのある移入種による影響を評価するための材料となる。また新たな侵入の防止に
ついても、本データベースによって侵入源の監視、侵入経路の遮断などの対策に役立つことが期
待される。さらにデータベースを利用した類似性の検索から、類似特性を持つ生物の侵入予防に
役立つことも期待される。今後、インターネットを通じて、データベースの公開を行なう。

[キーワード]

 データベース、用語法、対策、公開、検索