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[B−56 環境低負荷型オフィスビルにおける地球・地域環境負荷低減効果の検証]

(2)研究棟運用段階における個別対策技術のLCA評価

独立行政法人建築研究所

 

 

  環境研究グループ

澤地孝男*・瀬戸裕直

 

  *平成16年4月より国土交通省国土技術政策総合研究所建築研究部

<研究協力者>

 

 

  東京理科大学理工学部

井上 隆

 

  東京理科大学大学院

田澤慎也

 

  東京都環境局 都市地球環境部環境配慮事業課

岡田朋和

 

  �蠧�本設計  環境・設備設計群

福田晋二

 

 

[平成13〜15年度合計予算額]

 平成l3〜15年度合計予算額 12,795千円
 (うち、平成15年度予算額 3,848千円)

[要旨]

 オフィスにおいて特にエネルギー消費の割合の大きい冷房用エネルギー消費低減のために、
近年オフィスにおける採用事例も増えてきた屋内通風に着目し、外部風性状・通風量・室内温熱環境・
執務者の冷暖房及び通風窓の使用実態の測定を行い、通風を利用することを前提にした設計方法と実
際の運用段階における建物性能の検証を行った。平成14年度においては、地球温暖化研究棟の自然換
気通風性状を把握するための実測を行った。その結果から実際の執務空間における通風の利用に関す
る検討を行うとともに、建物建設時の換気回路網計算を用いたシミュレーションによる事前検討と、
実測値により算出される通風量との比較を試みた。換気回路網計算においては建物にかかる風圧係数
を設定する必要があるが、その設定値はASHRAEの方法により決定している。本研究では実測による
風圧係数値と既往の予測式による計算値及び模型を用いた風洞実験値との比較を行い、その妥当性に
関する検討を行った。その結果、南よりの風向においてはおおむね既存の推定法及び風洞実験による
結果と差圧に一致が見られるものの、側方または北側より風が吹く場合の風圧係数値に推定結果との
差が見受けられた、屋根面北側の開口部付近には冷却塔等の屋上設置物があり、その影響と推測され
る。一方、南よりの風向の場合には、建物付近に雑木林が存在するものの、推定風圧係数と実測値と
の間にある程度の一致が見られている。また、竣工後の運用段階における建物性能の評価を行うため
の実測として、室内温熱環境の測定を実施した。オフィスでは室内にOA機器などの発熱源が多く存
在するため、中間期や時には冬期にも冷房を運転するためエネルギー消費量は大きなものとなってい
る。室内の温熱環境と冷暖房機器のエネルギー消費量の測定を行うことで、エネルギー消費実態の把
握を試み、省エネルギー性向上のための評価検証を行った。さらに、室内温熱環境と冷暖房機器運転
の関係や執務者の使用実態に関する検討を行った。

[キーワード]

 二酸化炭素、対策技術、ライフサイクル分析、自然通風、オフィスビル