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独立行政法人国立環境研究所 |
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地球環境研究センター |
一ノ瀬俊明・吉田友紀子・新津 潔・平野勇二郎* |
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*平成14年12月より日本学術振興会特別研究員、平成16年4月より国立大学法人埼玉大学 |
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東京理科大学理工学部 |
井上 隆・百田真史 |
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平成13〜15年度合計予算額 50,123千円
(うち、平成15年度予算額 14,914千円)
様々な環境保全手法を取り入れて平成12年度に建設された国立環境研究所地球温暖化研
究棟(4884.58�屐�3F、RC構造)において、放射と熱の挙動に関する通年モニタリングを実施し、
個別の環境保全技術の環境負荷低減性の比較検討及び評価を試みた。
自律的に白濁することにより日射遮蔽・調光を行う自律応答型調光ガラスについて、事前検討
により、放射環境を含む温熱環境及び白濁頻度の観点から良好との結果が得られた仕様を、深い
庇、高アルベド化したバルコニーと組み合わせ、南面2、3Fの研究室部分に導入し、実気象下での
室内環境及び省エネルギー効果の観点から評価した。温熱環境及び光環境の実測により、深い庇
及び自律応答型調光ガラスの白濁変化によって、日射は概ね適切に制御され、Low-E膜の採用によ
り冬期のコールドドラフトも抑えられ、年間を通して窓近傍の室内環境が良好に保たれているこ
とが確認された。また、通年でフロア、ウイング毎の空調消費熱量、照明電力量の実測を行った
結果、各季節において照明電力は窓面日射量の増加に伴い減少する傾向が見られた。以上のこと
より、目射熱の流入を抑制しつつ自然光を有効に利用できており、本建物の窓周りの外皮計画の
有効性を確認できた。さらに、アンケート調査では自律応答型調光ガラスの白濁変化は概ね受け
入れられ、温熱・光環境ともに概ね良好な評価が得られた。
また、屋上緑化面(セダム植栽地等)における放射収支観測、地中温度、地中熱貫流を観測し、
当該屋上緑化面周辺における放射と熱の挙動の定量化を試み、屋内外の熱環境に与える影響に関
する考察を行った。セダムを屋上に植栽することにより地表面温度を低下させると同時に、その
日変化をも小さくするため、周囲の大気への影響を軽減することが期待できることが明らかとな
った。
自律応答型調光ガラス、自然光利用、熱フラックス、灌水、屋上緑化