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独立行政法人国立環境研究所 |
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PM2.5・DEP研究プロジェクト |
交通公害防止研究チーム |
近藤美則、松橋啓介、工藤祐揮 |
社会環境システム研究領域 |
資源管理研究室 |
森口祐一 |
名古屋大学大学院 |
環境学研究科 |
林 良嗣、加藤博和 |
慶應義塾大学 |
環境情報学部 |
清水 浩 |
平成12〜14年度合計予算額 35,839千円
(うち平成14年度予算額 10,668千円)
1.はじめに | 10 |
2.研究目的 | 10 |
3.研究方法と結果、考察 | 11 |
3.1 輸送機関の環境効率評価 | 11 |
(1)分析の概要 | 11 |
(2)引用文献の分析の特徴と評価項目 | 11 |
(3)自動車用燃料供給パスの設定 | 11 |
(4)各エネルギー変換プロセスにおけるエネルギー効率・温室効果ガス排出量の定義 | 12 |
(5)Well to Wheel analysis用データベースの作成 | 15 |
(6)Well to Wheel analysisツールの作成 | 15 |
(7)分析結果 | 15 |
(8)効率評価のまとめ | 20 |
3.2 地域特性と交通エネルギーの関係の解析 | 20 |
(1)交通手段と交通エネルギーの関係 | 20 |
(2)低環境負荷型都市の土地利用−交通体系 | 21 |
(3)停留所と徒歩容易圏 | 21 |
3.3 需要に適合した輸送機関の技術評価 | 22 |
(1)研究の背景 | 22 |
(2)検討した輸送機関の概要 | 22 |
3.4 ELCEL<拡張ライフサイクル環境負荷> | 24 |
(1)研究の概要 | 24 |
(2)交通インフラにおけるLCA −ELCEL:拡張ライフサイクル環境負荷 | 24 |
(3)都市内鉄軌道整備によるCO2排出量変化の評価手法 | 26 |
(4)都市間高速鉄道整備によるCO2排出量変化の評価手法 | 32 |
4.本研究により得られた成果 | 36 |
5.引用文献 | 36 |
6.国際共同研究等の状況 | 37 |
7.研究成果の発表状況 | 37 |
8.成果の政策的な寄与・貢献について | 38 |
車両の駆動方式毎に利用可能なエネルギー源の種類とその生産・輸送プロセスについての関連図に基づき、各プロセスにおける入出力データを収集・整理し、各種1次エネルギーを起源とする石油代替燃料車を含めた車両の駆動方式までのエネルギーチェーンサイクルについて効率の評価(Well to wheel分析)を行った。また、地域特性の異なる類型ごとに施策の効果を明らかにするため、日本においては市区町村別目的別手段別エネルギー消費量を推計しするとともに、交通需要など交通機関の利用状況に関するパラメータがライフサイクル環境負荷に与える影響を分析できる手法を開発し、海外の事例として(a)ドイツにおける交通施策と土地利用施策に関する聞き取り調査の結果を整理し、(b)アジア諸国のなかでも経済発展が著しく、それに伴い自動車の数が急激に増えている中国を対象とし、北京における交通量の調査、需要に適合した公共交通システムの形態と可能性について検討を行った。一方、都市構造の類型や交通網整備状況の違いが、交通需要・交通状況を通して交通起源環境負荷に及ぼす影響メカニズムを定量的に推計するための標準的手法の開発を行った。具体的には、ライフサイクルアセスメントの考え方を用いて、交通機関の整備と供用という両局面の環境負荷を評価しつつ、交通機関の利用状況に関するパラメータがライフサイクル環境負荷に与える影響を分析できる手法の概念(ELCEL<拡張ライフサイクル環境負荷>)を構築した。
Well to wheel分析、地域特性、交通需要、拡張ライフサイクル環境負荷