検索画面に戻る Go Research



(1.3Mb)

[B−12 海面上昇の統合的影響評価と適応策に関する研究]

(1)沿岸自然環境と生態系への影響評価と適応策に関する研究

��沿岸生態系への影響評価と適応策に関する研究


国土交通省国土技術政策総合研究所

 沿岸海洋研究部

海洋環境研究室

古川恵太

独立行政法人港湾空港技術研究所

井上徹教

琉球大学農学部

馬場繁幸

九州大学農学部

河口定生

 〈研究協力者〉

タイ国カセサート大学

Sanit Aksonkoae

タイ国王立林野局

Sonjai Havanond

タイ国王立林野局

Sopon Havanond


[合計予算額]

 平成12〜14年度合計予算額 12,759千円
 (うち、平成14年度予算額 4,142千円)

[要旨]

 沿岸生態系として、海面上昇の影響を受けやすいと考えられる干潟、マングローブ林を対象として、脆弱性の特性および適応策の評価方法についての検討を行った。脆弱性は、地形的脆弱性、外力変化に対する脆弱性、生物的脆弱性、生態学的脆弱性、社会経済学的脆弱性などに整理され、それぞれ、代表的な状況についてモデル化された。抽出された脆弱性をもとに、大規模なマングローブ林と干潟域が存在するタイ国のラノン地域ガオ川流域を対象として、具体的に脆弱性マップの取りまとめを行うとともに、適応策を評価するための評価システムの提案を行った。マングローブ林では、海面上昇の影響を待たずに、エビ池への転用による林の消失が問題となっている。今後、マングローブ林における海面上昇時の適応策のひとつとして有望な、エビ池のマングローブ林への再生を、過去に行われた再生実験事例のフォローアップ調査を今回行うことで、詳細に検討することができた。その結果、海面上昇への適応策として、エビ池のマングローブ林への再生が有望であることが示された。


[キーワード]

 マングローブ林、干潟、エビ池、影響伝播、自然再生