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[K−1 陸域生態系の吸収源機能評価に関する研究]

(6)森林吸収アカウンティング方式の事例解析評価


独立行政法人国立環境研究所

 

地球環境研究センター

山形与志樹

2000年度エコ・フロンティア・フェロー

Maureen Hill


[平成11〜13年度合計予算額]

 平成ll〜13年度合計予算額 5,277千円
 (うち、平成13年度予算額 1,759千円)

[要旨]

 クリーン開発メカニズム(CDM)における土地利用、土地利用変化、および森林(LULUCF)プロジェクトは、気候変動を導く環境マネジメントの道具として導入されたため相当の批判に直面してきている。こうした議論にも関わらず、多くの工業国および発展途上国はLULUCFプロジェクトが、温室効果ガス低減のための実行可能なオプションであると考え、共同実施活動(AIJ)プログラムの下でいくつかの土地利用プロジェクトが遂行されている。AIJ日本プロジェクトは明らかに例外的プログラムであるが、AIJプログラムの下で現存するLULUCFプロジェクトの大多数はラテンアメリカで行われている。ラテンアメリカとアジアの非付属書�宜颪砲蓮∈匿⇔咾�よび森林保存の開始の必要性と要求に関し類似点が多い。メキシコ、コスタリカ、インドネシア、および中国は森林管理に関する政策と法律を有しており、また森林保存と生物多様性の保全に高い優先度を置いている。
 プロジェクトの地域分布が不平等であることは、いくつかの要因に起因する。その要因としては、アジアに比べてラテンアメリカでは制度的な能力と熟練性を有していることなどが挙げられる。投資をひきつけるには、ホスト国の能力がアジアの非付属書�宜颪砲�いて向上しなければならない。これに加え、現存する貿易関係、AIJの段階における二国間の投資プログラム、投資家にとって受け入れ可能なリスク・レベルも地域的不平等に影響を与えている。このアプローチを通じて、潜在的利益受給者の多様な利益を認識することは、CDMプロジェクトの分布における地域的平等の確保に貢献するであろう。


[キーワード]

 クリーン開発メカニズム、共同実施活動、森林吸収源、排出権取引、プロジェクトリスク