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独立行政法人国立環境研究所 |
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生物多様性研究プロジェクト |
生物個体群研究チーム |
高村健二・永田尚志 |
侵入生物研究チーム |
五箇公一 |
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上席研究官 |
椿宜高 |
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岐阜大学農学部 |
土田浩治 |
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岐阜経済大学経済学部 |
森誠一 |
平成ll〜13年度合計予算額 39,247千円
(うち、平成13年度予算額 10,703千円)
分類群の大きく異なる生物種3種について、地域個体群の遺伝子組成を遺伝マーカーを用いて判別し、地域個体群間の遺伝的類縁関係を明らかにした。個体群間が遺伝的に明確に区別される場合には、地形的に分水界や山脈が間に存在するので、流域が分化の鋳型として重要であることがわかった。遺伝的に分化した地域個体群間には、行動や生態の上でも特性の違いが存在し、またそれが個体群間の繁殖に対する障壁としても働くことが示された。本研究で用いられた遺伝マーカーは、マイクロサテライトDNA遺伝子・アロザイム酵素・ミトコンドリアDNA遺伝子であるが、これらの有用性とその開発に対する体制整備の重要性が認識された。
地域個体群、遺伝マーカー、繁殖隔離、ヘテロ接合体、遺伝的類縁関係