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[D−1 東シナ海における長江経由の汚染・汚濁物質の動態と生態系影響に関する研究]

(4)長江経由の汚染・汚濁物質が海洋生態系に与える影響予測に関する研究

��長江経由の環境負荷予測に関する研究


独立行政法人国立環境研究所

 

流域圏環境管理研究プロジェクト長

渡辺正孝

流域圏環境管理研究プロジェクト 流域環境管理研究チーム

村上正吾・徐開欽

エコフロンテイアフェロー(中国水利水電科学研究院)

張継群


[平成11〜13年度合計予算額]

 平成11〜13年度合計予算額 2,478千円
 (うち、平成13年度予算額 938千円)

[要旨]

長江を中心とした流域の開発により、河川を通じて流入する懸濁物質、栄養塩および有害化学物質等の陸域からの環境負荷の量・質的変化が、海洋生態系機能および生物種多様性に大きな影響を及ぼすことが懸念されている。しかし、長江流域から東シナ海に流入する汚濁負荷の予測手法についての研究が皆無に等しく、本研究では長江経由東シナ海に流入する淡水量から汚濁負荷を予測することを目的とした研究を行った。1987年と1988年の水質流量データの収集および解析を行い、さらに1998年と1999年秋に行った長江流域の水質生態系調査データを用いて東シナ海に流入する汚濁負荷量と淡水量との関係を明らかにした。1987と88年のデータ解析からSS,COD,DINと流量の相関関係がいずれも高い値を示した。また、1998年と99年の現場調査データからTPとSS,TNとDINの関係に高い相関があることが認められた。最終的にSS,COD,TP,TN,DIN負荷量と流量との関係式を求めることができた。これを用いて、東シナ海に流入する汚濁負荷量の推定が可能となった。


[キーワード]

 東シナ海、汚濁負荷予測、長江流域、流量、栄養塩