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独立行政法人 |
農業環境技術研究所 |
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地球環境部 |
温室効果ガスチーム |
鶴田治雄 |
千葉大学 |
園芸学部 |
犬伏和之・古川勇一郎 |
(研究協力機関・研究者) |
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Lambung Mangkurat University (LMU),Indonesia |
Abdul Hadi |
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Jambi University,Indonesia |
Mochamad Ali |
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National University of Singapore (NUS) |
David Taylor |
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平成ll〜13年度合計予算額 8,500千円
(うち、平成13年度予算額 2,500千円)
自然湿地からの微量温室効果ガス、メタン発生量は地球全体からのメタン発生量の約20%を占めると推定されているがその推定精度は低い。また亜酸化窒素については同様な推定がない。熱帯アジアのインドネシアやマレーシア周辺には世界の熱帯泥炭地の約8割を占める大規模な湿地が存在しているにもかかわらず、その地域からのメタンや亜酸化窒素の放出に関する研究はほとんどなく、発生量の不確実性を大きくしている原因となっている。また、この地域は潜在的可耕地として急速な大規模農業開発が進められているが、こうした人間活動がメタンなどの温室効果ガス発生量に及ぼす影響についてはまったく解明されていない。本分担課題ではこれら熱帯地域で緊急に現地調査をするとともに、これまで日本で実施してきた発生要因に関する研究をさらに発展させて、熱帯アジアのインドネシアの自然湿地からのメタンおよび亜酸化窒素発生量を総合的に評価するために、現地でメタンおよび亜酸化窒素ガスフラックスを測定した。さらに湿地土壌中のこれらのガス生成および吸収を支配する要因を明らかにすることを試みた。二酸化炭素には大きな変動があり、土地利用変化の影響は水田で低く、2次林では高かった。2次林では排水の影響を受け乾燥化が進み、リター分解による放出増加が起こった可能性がある。メタンガスフラックスは概して低く、既報の温帯・冷温帯のメタンガスフラックスより低い傾向にあった。ただし水田化によって増大する場合が認められた。一方、亜酸化窒素は畑耕作によって増加する傾向が見られ、特に非湛水田で高い放出量が認められたのに対して湛水田ではほぼゼロないし微量の吸収が認められた。土地利用変化と降雨変動が地下水位変動を通して、これらのガス代謝に影響を及ぼしていると考察された。
二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、土地利用変化、熱帯泥炭地