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豊橋技術科学大学エコロジー工学系 |
藤江幸一 |
平成ll〜13年度合計予算額 6,000千円
(うち、平成13年度予算額 2,000千円)
オゾン層保護の取り組みの一つとして、家庭用冷蔵庫、カーエアコン、業務用冷凍空調機器の廃棄時にフロン回収し、再生・破壊することが求められている。しかし、現状ではこれらの機器からのフロン回収は、経済的・技術的問題からあまり進んでいない。また、フロン回収には回収費用が必要であり、関係者に大きな負担となっている。
そこで、本研究では業務用冷凍空調機器の収集→フロン抜取→運搬→フロン分解にかかる費用の試算を行い、回収費用の側面からフロン回収システムの問題点を明確にした。そして得られた結果から回収システムの改善について検討を行った。
まず、業務用冷凍空調機器の現状のフロン回収システムについて調査し、その回収費用の試算方法を構築した。その結果、フロン回収に必要な回収費用は、人件費と回収装置の減価償却費が大きな割合を占めていて、回収を促進するには回収装置のレンタル制度などの充実による回収装置の減価償却費の低減が効果的であるということを得た。現状では効果的なフロン回収促進のための対策・取組みが行われていないので、回収作業時間短縮のための技術指導やフロン回収費用負担者の明確化、回収装置の性能向上・価格低下などが必要である。
次に、業務用冷凍冷蔵機器に関して、使用業種および使用機器種からフロンストック量を使用業種別ストック量に配分し事業所数を指標とする地域係数を乗じることによって、業務用空調機器に関しては建物床面積から、フロンストック分布量を推計する手法を開発した。フロンストック分布量より、回収対象地域における回収対象量や収集距離を考慮した回収システムにおける費用・環境負荷を計算することができ、保管拠点選定に役立てることができる。
業務用冷凍空調機器、フロン、廃棄量予測、回収システム、地理情報システム