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中華人民共和国武漢測絵技術大学 |
●李 霖 |
[環境省国立環境研究所] |
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水土壌圏環境部 上席研究官 |
●大坪国順 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 |
●佐藤洋平 |
5,289千円
(うち、平成12年度予算額 1,093千円)
衛星データ、現地調査、人口動態および都市計画資料を基に、土地利用変化(都市拡大、優良農地減少)プロセスを解析し、企業活動の活発化に伴う人口増加に誘発される人口移動・集中−都市地域拡大−農地減少予測モデルを構築した。開発したモデルと米生産性と一人当たり米摂取量に関する中国側の設定値を用いて、華東地域における2020年次の米の生産・消費量のバランスマップを作成した。
華東地域の中小都市の拡大モデルとしては拡散モデルを適用した。即ち、都市人口の拡がりを外部からの人口の流出入がある拡散現象と捉えて、その拡がりから都市拡大を見積もるという方法である。 1975、1980、1985、1990年のランドサットTMデータから解析した都市面積拡大の経年変化と統計資料の解析結果から、拡がりの程度を支配する拡散係数が郷鎮企業生産量および都市の属する県の面積の関係式を見い出した。都市拡大の将来予測は、人口とGDP成長(郷鎮企業の成長)についての過去のトレンドがそのまま続くというシナリオのもとで計算された。開発した人口分布モデルと都市拡大モデルを蘇州市に適用し、過去から現在までの蘇州市の都市拡大の経年変化を再現性を確認した上で、華東域全域にモデルを適用した。
中国華東地域、都市拡大モデル、拡散モデル、人口増加、穀物生産