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東京水産大学 海洋環境学科 |
●石丸 隆 |
5,190千円
(うち、平成12年度予算額 1,642千円)
底生生物および近底層生物の採集を行った結果、駿河トラフでは、生物量が大きく、一方、小笠原諸島、母島沖南方の窪地は生物量が極めて低かった。後者は二酸化炭素海底固定化の実施サイトとして適当である可能性があるが、固有種の存在の可能性があり、今後も引き続き調査すべきである。動物プランクトンを用いた pH 耐性の試験では、塩酸よりも二酸化炭素によって pH を低下させた場合の方が影響が著しく強く、pH の低下だけでなく、二酸化炭素そのものの毒性を評価する必要があることが明かとなった。
二酸化炭素、海底固定化、深海生物、実施海域、pH