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サプライチェーン排出量とは

 サプライチェーン排出量とは、企業で作られた製品が私たちに届き、廃棄されるまでの一連の流れ(サプライチェーン)で発生する温室効果ガスの排出量のことを指します。

 これまでは各種法律に基づき、企業が自社で直接排出する「スコープ1(直接排出量:自社の工場・オフィス・車両など)」および「スコープ2(エネルギー起源間接排出量:電力など自社で消費したエネルギー)」で排出の内容が定義され、それぞれの算定方法に従って算出がなされていました。しかしながらこの制度のもとでは、サプライチェーンを通じた温室効果ガスの削減余地のある部分(より環境に良い製法で作られている原料を利用する等)が明らかにならず、自社以外の排出を抑制しようとする意識が働かないことが課題として残っていました。

Scope1〜3の概念図
図 Scope1〜3の概念図
(出典:Corporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard(2011)をもとに作成)


 そこで近年、これまで算定対象外であった「スコープ3(その他の間接排出量)」を含むサプライチェーン全体の排出量、つまり自社排出量のみならず、企業活動の上流(原料の製造など)から下流(製品の販売など)に関わる内容を算定範囲とする動きが広まっています。スコープ3を含めた排出量の算定を行うことで、サプライチェーン全体の排出量や排出削減の余地がある部分が明らかになります。これにより、事業者がより広い視野で効率的な削減対策を実施し、競争力の強化を図ることが期待されます。また、サプライチェーンを構成する事業者(原材料メーカーや販売店など)への情報提供などの働きかけを通じて、理解の促進や連携を図り、関係事業者間で協力して温室効果ガスの削減を推進することができます。

サプライチェーンにおける排出量の範囲と排出量削減のイメージ
図 サプライチェーンにおける排出量の範囲と排出量削減のイメージ

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