地球温暖化を防ぐのはとてもたいへん


じゃあ、地球温暖化を防ぐには、燃料を燃やさなければいいじゃないか!?
でも、そんなこと、簡単にできますか?
私たちの生活は、ありとあらゆるところで燃料を使っています。
私たちの家庭で直接使う燃料は、都市ガス、プロパンガス、灯油、ガソリンなどです。火力発電にも石油が使われるので、電気を使うということはCO2を出すことです。何気なく毎日捨てているゴミも、焼却場や埋立地にトラックで運ぶためにガソリンや軽油が使われます。

まさか水道も?
そのまさかです。浄水場では水をきれいにして、圧力をかけて送り出していますが、これに使われているエネルギーはほとんど電気です。つまり水道水を使うということは電気を使うことで、やっぱりCO2が出るんです。
それだけではありません。たとえばあなたの着ている服。作って売るためにエネルギーが必要で、燃料が使われます。私たちが服を買って着るだけでCO2を出してしまっているわけです。

食品は?
やっぱり同じようにCO2が出ます。魚を獲ってきたり、野菜を栽培するのにはエネルギーが必要で、燃料が使われます。それらをトラックでお店やスーパーに運ぶのにもガソリンが必要です。スーパーでも店舗の維持管理にエネルギーが必要です。
そのほかにも、遊園地に行ったり、映画を見たり、スポーツをしたり、どんな場面でも施設の運営にエネルギーが必要です。静かに読書していれば・・・?本を作るのにもエネルギーが必要ですよね。

どうですか。早い話が、私たちが何をしてもCO2は出るわけで、便利な生活や贅沢な生活をすればするほどCO2は増えることになります。

原始人のような生活に逆戻りする?
それは無理そうですね。じゃあ、このまま地球温暖化が進んで、自分の家族に不幸がふりかかってもいい?それも困りますよね。

ということは、地球温暖化を進ませないように、エネルギーの使い方を変えるための努力を真剣に始めなければなりません。