窓について
熱は多くが窓から出入りするため、窓の断熱効果を高めることは、暖房・冷房のエネルギー消費の削減に効果的です。二重サッシや複層ガラスを用いると、窓の間に空気層ができるため高い断熱効果が得られます。
ここでは二重サッシまたは複層ガラスの普及状況を見てみます。
地方別二重サッシまたは複層ガラスの窓の有無
(令和4年度)
              地方別に見てみると、寒冷地である北海道、東北、北陸での使用率が高くなっており、特に北海道では、すべての窓で使用している割合が約8割となっています。
                | すべての窓にある | 一部の窓にある | ない | 不明 | |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 76.7 | 12.8 | 8.2 | 2.3 | 
| 東北 | 44.9 | 23.0 | 29.8 | 2.4 | 
| 関東甲信 | 24.9 | 15.4 | 55.0 | 4.7 | 
| 北陸 | 31.6 | 28.0 | 37.4 | 3.0 | 
| 東海 | 23.3 | 13.8 | 58.4 | 4.5 | 
| 近畿 | 15.8 | 11.5 | 67.0 | 5.7 | 
| 中国 | 20.0 | 14.9 | 61.4 | 3.7 | 
| 四国 | 18.4 | 14.3 | 63.5 | 3.8 | 
| 九州 | 18.8 | 11.5 | 64.9 | 4.9 | 
| 沖縄 | 7.1 | 4.8 | 82.4 | 5.7 | 
| 全国 | 25.7 | 14.8 | 54.9 | 4.5 | 
/e-Stat「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」(全国)第1表
建築時期別二重サッシまたは複層ガラスの窓の有無
(令和4年度)
              住宅が建てられた時期別に見てみると、新しい住宅であるほど二重サッシまたは複層ガラスの使用率が高くなっており、2021年以降に建てられた住宅に住む世帯ではすべての窓にある割合が約6割となっています。
                | すべての窓にある | 一部の窓にある | ない | 不明 | |
|---|---|---|---|---|
| 1970年以前 | 8.2 | 15.4 | 75.6 | 0.8 | 
| 1971~1980年 | 15.1 | 17.2 | 66.7 | 1.0 | 
| 1981~1990年 | 16.1 | 17.0 | 64.4 | 2.6 | 
| 1991~2000年 | 19.6 | 14.7 | 61.9 | 3.9 | 
| 2001~2005年 | 34.1 | 18.4 | 43.4 | 4.1 | 
| 2006~2010年 | 44.5 | 14.1 | 38.3 | 3.1 | 
| 2011~2015年 | 52.7 | 15.4 | 23.0 | 9.0 | 
| 2016~2020年 | 58.6 | 11.5 | 19.7 | 10.2 | 
| 2021年以降 | 60.7 | 10.6 | 18.0 | 10.8 | 
| 全体 | 25.7 | 14.8 | 54.9 | 4.5 | 
/e-Stat「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」(全国)第1表

